【第一弾環境】Miami TCG Convention 2023 ベスト4のデッキを考察 ーアンバー・スティールー【ロルカナ】

2023年10月に開催された「Miami TCG Convention 2023」でトップ4入りを果たしたMichael State選手のアンバー/スティールデッキは、耐久力と除去能力を活かしつつ、効率的にロアを稼ぐコントロール戦略が特徴です。

相手の攻撃をしのぎながら盤面を整え、最終的にロアを獲得して勝利するスタイルは、安定感と柔軟性を兼ね備えた戦略として注目を集めました。

本記事では、Michael State選手のデッキの特徴・戦略・環境における強みについて詳しく解説します。

Miami TCG Conventionとは？

Miami TCG Conventionは、フロリダ州マイアミで開催されるトレーディングカードゲーム（TCG）、アニメ、ポップカルチャーをテーマにした大規模なイベントです。

主な特徴

• 内容: トレーディングカードゲームのトーナメント、アニメ関連イベント、ポップカルチャー展示など、多彩なプログラムが用意されています。
• 参加者: 世界中のTCGファンやアニメ愛好家が集まるイベントで、特に「Lorcana」などの人気カードゲームも注目されています。
• アーティスト参加: 2025年にも開催される予定で、イベントには26人以上の「Lorcana」アーティストが参加する予定です。

ロルカナ ー トーナメントに関して

2023年のMiami TCG Conventionは、10月21日～22日にフロリダ州マイアミのマイアミ・エアポート・コンベンションセンターで開催されました。

主な情報

• 参加人数
  ： 237人
• トーナメント形式
  ： コアフォーマットのスイスラウンド形式。スイスラウンド上位者がベスト3シングルエリミネーションに進出。
• 優勝者
  ： Jose Feliciano選手（アンバー/スティール）
• 準優勝者
  ： Gabriel Torres選手（アンバー/スティール）
• トップ4
  ： Michael State選手（アンバー/スティール）
  ： Rene Tetuanui選手（ルビー/アメジスト）

237人が参加するトーナメントで見事優勝を飾ったのはアンバー/スティールのデッキでした。

Top4の中で3名がアンバー/スティールのデッキを使用しており、アンバー/スティールの強さが伺えますね。

Best 4:アンバー/スティール デッキ

参考

デッキ詳細 | デッキ編成 | ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム(TCG) | タカラトミー

ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム(TCG) | タカラトミー

デッキの特徴

1. 耐久性の高いキャラクターを活用

• アンバー属性の特性である耐久力を活かし、長期戦に強い構築を採用しています。
• 「ラプンツェル – 癒しの賜物」や、「スティッチ ー ロックスター」など、回復やドロー能力を持つキャラクターを多く採用し、盤面を維持しながらリソース管理を徹底します。

2. 除去と攻撃サポートを兼ね備える

• スティール属性の強力な除去カードを活用し、相手の脅威を排除します。
• 「ティンカー・ベル – でっかい妖精」や「剣を振るえ！」などのカードで相手キャラクターを効率的に処理し、攻撃の主導権を握ることを狙います。

3. リソース管理とロア獲得のバランスが優秀

• 「スティッチ ー ロックスター」を活用し、低コストキャラクターをドローソースとして運用することで、手札を補充しつつ盤面展開を加速していきます。
• 加えて、「野獣 – 傷心の頑固者」など、コスト5以上のキャラクターを多く採用することで、リソース効率の最大化を狙います。

戦略のポイント

1. 序盤：安定した立ち上がりをねらう

• 低コストキャラクターを展開し、リソース確保を重視します。
• 「フック船長 – あくどいことを考え中」など、序盤からプレッシャーをかけられるカードが出せると優位に立ち回ることができます。

2. 中盤：除去と耐久による盤面制圧

• 相手の動きを妨害しつつ、自陣営のキャラクターでロアを稼ぎます。
• 「剣を振るえ！」などの除去カードや耐久性の高いキャラクターで盤面の優位を確保していきます。

3. 終盤：ロア獲得による勝利を目指す

• 「スティッチ ー お気楽サーファー」などの高コストキャラクターの投入とロア獲得を加速させる動きで試合を優位に進めていきます。
• 手札のリソースが切れてくるため、「A WHOLE NEW WORLD ー ホール・ニュー・ワールド」などの「歌」カードが終盤に大きな役割を果たします。

環境における位置付け

Michael State選手のアンバー/スティールデッキは、237人が参加した大会でトップ4入りを果たし、その安定性と柔軟性の高さが評価されました。

特に、耐久力と除去能力を活かした構成は、多様なデッキタイプに対応可能であり、大会環境でも非常に優秀なデッキとなっています。

このデッキは、相手の動きを封じながら自分のペースで試合を進めるプレイスタイルに適しており、競技シーンでも高い評価を受けています。

まとめ

Michael State選手のデッキは、防御と除去による盤面コントロールに優れた構築となっています。

• 相手の攻撃をしのぎながら自分の盤面を整え、最終的にロアを獲得して勝利する長期戦向けの戦略
• 耐久力のあるキャラクターと強力な除去カードをバランスよく採用し、安定した試合運びが可能
• 攻撃的なデッキにも柔軟に対応できるため、競技シーンでも非常に強力な選択肢

安定性の高いコントロール戦略を好むプレイヤーにとって、非常に魅力的なデッキ構築となっています！

日本でもこれから大会が開かれていくので、参考にしていただければと思います。