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2024年春、イタリア・ローマで開催された「Win a Spring League Ticket – Il Covo del Nerd Roma」トーナメントにて、Lorenzo Marsili選手がアメジスト/エメラルド(紫/緑)デッキで見事優勝を果たしました。
このリストは「テンポ」アーキタイプの中でも完成度が高く、現在のロルカナ競技シーンにおいて注目を集めています。
このアーキタイプは、盤面の主導権を早期に握り、そのまま相手の行動を妨害しながらゲームを進行させていくスタイルです。
アメジストのバウンス(手札に戻す)やドロー効果、エメラルドの回避能力や除去カードを組み合わせることで、相手のテンポを崩し、自分は安定してロアを積み上げていくことが可能です。


第3弾「Into the inkland インクランド探訪」で登場したエメラルドの強力なハンデスカードです。
低コストなためバウンスとの相性もよく、後述のマダム・ミムとのコンボでより多くの歌カードをハンデスできます。

複数の「マダム・ミム」カードを採用し、自分のキャラクターをバウンスして再展開することで、繰り返し「登場時」効果を使うという、テンポデッキらしい動きが可能になります。

あまり見かけなくなったこの回避持ちキャラクターをあえて2枚採用。
一度出せば相手が簡単には除去できず、継続的にロアを獲得できる点が強力です。
ゲーム終盤のフィニッシャーとしても活躍します。

カードを引きながらロアを獲得できる強力なロケーション。
盤面での継続的なアドバンテージ源として採用されており、長期戦にも強くなっています。
このデッキの魅力は、テンポと干渉を両立させた非常に柔軟なゲーム展開にあります。

ゲーム序盤から、「パスカル」などの回避能力を持つキャラクターでロアを効率的に稼ぎながら、アメジストのドロー効果や「登場時」効果を駆使して盤面を整えます。
バウンスによって同じキャラクターを何度も使い回すことで、毎ターン効率的に価値を生み出すプレイが可能です。
遅めのデッキに対しては、早い段階でロアのリードを築き、それを維持する展開が得意。
テンポと妨害のバランスが良く、コントロールに対しても主導権を渡さずに立ち回れるのが強みです。
一方で、「スティール」軸に代表される効率的な除去を備えたデッキには注意が必要。
盤面を簡単に更地にされてしまうと、テンポの立て直しに時間がかかる場面もあります。
このように、相手のテンポを崩しながら自分のロアを確実に積み上げていく、まさに「テンポデッキ」の理想的な形を体現しているのが、このデッキの特徴です。
Lorenzo Marsili選手のアメジスト/エメラルドデッキは、テンポと干渉、柔軟性のすべてを兼ね備えた完成度の高いリストです。
序盤のテンポ獲得から、中盤以降の干渉やリソース確保、そして「ジーニー」などによるフィニッシュまで、無駄のない動線が魅力。
現在のメタ環境において、「テンポで勝つ」デッキを探している方にとって、非常に参考になる構成となっています。
このデッキを通して、「テンポ」という概念がどれだけ重要かを体感できるはずです。
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