【ロルカナ3弾環境】『Into the Inklands Championship』優勝!盤面掌握と遅延戦術に秀でたルビー/アメジスト型コントロールデッキ【ディズニーTCG】

2024年4月20日に開催されたInto the Inklands Championship(参加者42名)において、Derek P選手が使用したルビー/アメジストコントロールデッキが見事優勝を果たしました。

このデッキは、ディズニーロルカナの構築戦環境において、序盤から終盤にかけて一貫したリソース管理と盤面コントロールを武器とした高い完成度を誇ります。

特に、「Be Prepared」によるリセット能力や、「女王の城-鏡の間」による継続的なアドバンテージ獲得が光ります。

デッキ概要|60枚構成のバランス型コントロールデッキ

このルビー/アメジストデッキは、以下の特徴を軸に構築されています。

序盤の安定性と展開力

  • 低コストキャラを多数採用
    (例:「ラフィキ-謎めいた闘士」「オラフ-人懐っこい雪だるま」「クスコ-追われてるラマ」)することで、初手から安定した盤面形成が可能。
  • 特に「マダム・ミム-ヘビ」と「クスコ-追われてるラマ」は、このアーキタイプにおける優秀な2コスト枠として定着しており、アグロ対策にも有効。

中盤~終盤のパワーと制圧力

  • 「マーリン」の多様なフォーム(カニ、ヤギ、ウサギ)と「マウイ-みんなの英雄」によって、中盤以降の継続的なカードアドバンテージと盤面除去が実現。
  • 「Be Prepared」を4枚フル投入することで、対アグロやボード展開型の相手にも一発逆転のチャンスを確保。
  • 「Friends on the Other Side ― ファシリエのたくらみ」などのソングカードも、ドローとリソース補強の役割を果たす。

終盤のフィニッシャーとリソース圧迫

  • 「女王の城-鏡の間」は、中盤以降に盤面と手札を維持するための強力なロケーションカード
  • 「マダム・メデューサ-ザ・ボス」「トレメイン夫人-横柄な女王」などの高コストキャラによって、終盤の押し込みと勝ち筋を確保。

デッキリスト詳細

60枚構成の主な採用カードは以下の通りです

環境における位置づけと評価

ルビー/アメジストは環境を牽引する“メタの王者”

下記の記事でも紹介されている通り、ルビー/アメジストは環境の多くを占めています。

今回の「Into the Inklands Championship」において、ルビー/アメジストのコントロールデッキは明確にトップメタの一角を形成していました。

特に参加者の中でも使用率・上位入賞率ともに高く、安定感と対応力を兼ね備えた環境支配型のアーキタイプとして注目を集めました。

ルビーの持つ盤面除去能力(「Be Prepared」など)と、アメジストによるカードアドバンテージ(「Friends on the Other Side ― ファシリエのたくらみ」)の組み合わせは、アグロからコントロールまであらゆるデッキに対して有効です。

また、「女王の城-鏡の間」といった継続的にバリューを稼げるカード群が、リソースを切らさずゲーム後半にかけての支配力を強化

それにより、テンポデッキやミッドレンジにも強く出られる柔軟性があります。

Derek P選手の構築はその中でも特に、

  • 初動の安定性(低コスト展開)
  • 中盤のアドバンテージ確保
  • 終盤の盤面支配とフィニッシュ性能

という、ルビー/アメジストコントロールの強みを余すことなく発揮したデッキであり、優勝という結果がその完成度を裏付けています。

現時点でのディズニーロルカナ環境における最適解のひとつと言っても過言ではなく、今後の大会でも継続的な活躍が予想されるでしょう。

まとめ|全ての局面を制する万能コントロール

Derek P選手が『Into the Inklands Championship』で優勝を果たしたルビー/アメジストデッキは、盤面展開・除去・ドロー・リセット・フィニッシュと、あらゆる局面に対応できる構築となっています。

特定のメタに依存せず、柔軟かつ再現性の高いプレイングが可能な点は、コントロールデッキとして極めて優秀。

特に「女王の城-鏡の間」や「Be Prepared」のような強力カードを最大限に活用した構築は、今後のルビー/アメジスト研究にも大きな示唆を与えるでしょう。

第3弾:インクランド探訪

第2弾:フラッドボーンの渾沌

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