【ロルカナ3弾環境】《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》が環境を席巻!Cerberus Den 2kでEric Schiro選手が優勝【ディズニーTCG】

2024年5月、アメリカ・オハイオ州シンシナティで開催されたディズニーロルカナの大型イベント「Cerberus Den 2k」にて、《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》を使用したEric Schiro選手が見事優勝を果たしました。

この記事では、Eric選手が使用したデッキの特徴や注目カード、メタ上の位置づけなどを深掘りしつつ、今後のロルカナ環境における注目ポイントを整理していきます。

《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》とは?

「アイスポー・コントロール」とは、リソース管理とアイテム再利用に重点を置いたコントロール型のデッキアーキタイプです。

中でも、サファイアのインク加速と手札アドバンテージ、ルビーの除去能力を活かし、ゲーム全体を通じて盤面を制圧する戦略が魅力です。

このアーキタイプの最大の特徴は、「タマトア ― シャイニー!」と「アイスポー」による無限のようなアイテム再利用ループです。

キーカード解説

タマトア ― シャイニー!

捨て札にあるアイテムカードを再利用可能にするカード。

とくに《アイスポー》とのコンボにより、繰り返し強力な効果を発動できるのが最大の強みです。

ラッキー・ダイム

毎ターンのように使い回すことができるため、コントロールデッキの終盤戦において絶大な影響力を誇ります。

特に、アイテムを除去できない《アメジスト/ルビー・バウンスコントロール》に対して強力なフィニッシャーとなります。

Be Prepared

盤面リセットの代表格ともいえるルビーの除去カード。

相手が展開した盤面を一掃し、時間を稼ぎながらこちらの勝ち筋へ繋げていきます。

戦略とメタにおける立ち位置

《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》は、「Into the Inklands」環境において最も安定感のあるTier1コントロールデッキのひとつとして高く評価されています。

特に、リソース管理と盤面制圧を両立できる点が、他のデッキとの明確な差別化ポイントとなっています。

このデッキの中核を成すのは、「タマトア ― シャイニー!」によるアイテム再利用と、「ラッキー・ダイム」によるリソース差の押し付けです。

これにより、相手がアグロでもコントロールでも、試合が長引くほど有利になる設計になっています。

特に、アイテム干渉手段を持たない《アメジスト/ルビー・バウンスコントロール》に対しては、終盤で差をつけやすく、時間をかけて着実に勝利へと導くことが可能です。

また、「Be Prepared」をはじめとするルビー側の除去カードが非常に優秀であり、序盤の盤面でビハインドを取っても、一発でひっくり返すことができます。

一方で、弱点がないわけではありません。アイテム除去を搭載したアグロデッキには、テンポを握られてそのまま押し切られるリスクがあります。

また、サイドボードがないロルカナのルール上、特定のメタ外デッキへの対応力が問われる場面もあります。

それでもなお、総合力・安定性・対応力の三拍子が揃った《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》は、今後の大会シーンでも確実に活躍するデッキタイプであると言えるでしょう。

特に、環境がコントロール寄りにシフトしている現在、このデッキはメタの中心に立ち続けることが予想されます。

なぜ《アイスポー・コントロール》が強いのか?

  • 再利用性の高さ:アイテム再利用による圧倒的なアドバンテージ。
  • 安定した除去:ルビーの除去カードで盤面を制圧。
  • 長期戦への強さ:中~終盤にかけての粘り強さと制圧力。
  • 他コントロールとの相性の良さ:アメジスト/ルビーなどの人気デッキに対して優位。

まとめ:次の大会で使いたいならこのデッキ!

Eric Schiro選手の優勝は、《サファイア/ルビー・アイスポー・コントロール》が今後のロルカナ環境において中心的な立ち位置を担うことを示しています。

もし、あなたがコントロールデッキを好み、アイテムの再利用やテンポコントロールでゲームを支配したいと考えているなら、このアーキタイプは間違いなく一度試してみる価値があります。

第3弾:インクランド探訪

第2弾:フラッドボーンの渾沌

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