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世界中のロルカナプレイヤーが注目した、第6弾環境で行われた大型イベント「Disney Lorcana Challenge European Championship」。
数あるデッキの中でも特に存在感を放っていたのが「アメジスト/エメラルド」デッキです。
トッププレイヤーの多くがこのデッキを選び、上位に食い込む活躍を見せました。
しかし、なぜ「アメジスト/エメラルド」はこれほどまでに強いのでしょうか?
そして、同じデッキタイプを使いながら、トッププレイヤーたちはどのように他者と差をつけているのでしょうか?
この記事では、欧州大会で上位に入賞した複数のデッキリストを詳しく比較し、そこから見えてきた 3つの重要な発見 を分かりやすく解説します。
読み終える頃には、あなたのデッキ構築やプレイングが確実にステップアップするはずです。
大規模大会では、同じアーキタイプのデッキが複数見られますが、勝ち残るデッキには特徴があります。
今回の「アメジスト/エメラルド」デッキでも、トッププレイヤー全員が信頼を置いた鉄板カード群が存在しました。
その中心となるカードは以下の通りです。






ほとんどのプレイヤーがこれらのカードを4枚採用していましたが、一部では微調整も見られます。
例えば、Pupkin選手はジーニー ー 最高で最後の願いを3枚に、Daryl Burns選手はゴー・ゴー・トマゴ ー ダイナミック・ダイナモを3枚に調整。
このことから、
- これらのカードがどれほど強力なのか
- トップレベルでは「たった1枚の差」が戦略に影響する
という事実が浮かび上がります。
しかし、基盤が同じなのにデッキ差が生まれているのはなぜでしょうか?
次の発見で、その理由が明らかになります。
通常、TCGのデッキはキャラクター・アクション・ロケーションなどのカードをバランスよく入れます。
ですが、今回の「アメジスト/エメラルド」で成功したプレイヤーの多くは、この定説を覆しました。
なんと、
デッキ60枚すべてをキャラクターカードのみで構築
という極端な選択をしたのです。
準優勝のMichele Assirelli選手を含む複数のプレイヤーがこの形を採用しました。

- キャラクター:100%
- アクション:0%
- アイテム:0%
- ロケーション:0%
一見リスクがありそうですが、キャラクターを絶え間なく展開し続けることで盤面を支配し、相手が立て直す時間を与えずに攻め続けられるのが最大の強みです。
ただし、このキャラクター100%構築は万能ではありません。
次の発見では、あえてキャラクター以外を採用したプレイヤーたちの戦略を見ていきます。
キャラクター100%構築が主流の中で、あえてアクションやロケーションを採用したプレイヤーも結果を残しています。
特に注目すべきは、ドローソース(手札補充)の扱いです。ここにプレイヤーごとの哲学が強く表れていました。
BP_Dinu選手、waroulolzz選手は、ファシリエのたくらみ ー Friends on the Other Sideを4枚採用。

両プレイヤーは同じデッキリストを使用しています。
手札補充を重視し、長期戦に強い構築としています。
Mouche選手は、ファシリエのたくらみ ー Friends on the Other Sideを1枚のみ採用。

必要な時だけ使える柔軟な構築。
GP Karnage選手はファシリエのたくらみ ー Friends on the Other Sideを採用せず、お母様はあなたの味方 ー Mother knows Bestを2枚採用し、盤面コントロールを重視しています。

Daryl Burns選手は


を採用しており、即時のドローと継続的なアドを両立した独創的な構築となっています。

このように、
- 一切採用しない
- 全力で採用する
- 少量だけ入れる
- ソングとロケーションを組み合わせる
というように、アプローチがプレイヤーごとに大きく異なりました。
今回の分析から、「アメジスト/エメラルド」デッキは次の特徴を持つことが明らかになりました。
- 揺るぎない強力な中核カードが存在する
- 多くのプレイヤーがキャラクター100%構築という大胆な戦略を採用
- 非キャラクターカードの扱いにプレイヤーごとの多様性がある
- 1コスト帯の数枚で構築の個性が大きく分かれる
つまり、
「安定性」と「カスタマイズ性」を両立したトップメタデッキ
ということです。
デッキの幹は同じでも、枝葉の伸ばし方はプレイヤーごとに違います。
デッキを組む時は、この記事で得た気づきを活かしながら、自分だけの勝ち方を探してみてください。
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