【戦略解説】Robert Brake選手 優勝デッキ分析|アメジスト / ルビーコントロールの新境地【PPG TCG Con Houston 2024】

2024年2月10日に開催されたPPG TCG Con Houstonにて、Robert Brake選手が見事優勝を果たしました。

使用デッキは、現在のメタでも注目を集めるAmethyst / Rubyのコントロール型構築。

その完成度の高さと環境への適応力から、今後のスタンダードになる可能性を秘めたデッキです。

本記事では、Brake選手のデッキリストをもとに、カード選択の意図・戦術的展開・環境適応力を詳細に分析していきます。

デッキ構成の全体像

デッキは、低コストユニットでの盤面支配から始まり、マダム・ミム / マーリンのバウンスコンボでリソースを稼ぎ、盤面リセットと高コストキャラクターでゲームを掌握する流れとなっています。

デッキリストは以下になっています。

序盤:1〜2インクで主導権を奪う

  • オラフ – 人懐っこい雪だるま(4枚)
  • ミニーマウス – いつだってお上品(3枚)
    →インク効率の良い低コスト展開で序盤のテンポを支配。
  • クスコ – 追われてるラマ(4枚)
    →退場時にドローできるため、手札消費をカバー。
  • マダム・ミム – ヘビ(4枚)
    →バウンス効果で相手のテンポを崩しつつ、次の展開に繋ぐ。

中盤:3〜4インクで戦線維持+リソース確保

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  • マダム・ミム – キツネ(4枚)
    →ステータスが優秀で、チャレンジにも強い。
  • マレフィセント – 魔女(4枚)
    →除去を兼ねた中盤の盤面調整役。
  • マーリン(カニ2枚 / ヤギ4枚)
    →離れたときに発動する効果をミムのバウンスで繰り返し活用。

終盤:除去と大型キャラで制圧

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  • マレフィセント – 怪物ドラゴン(3枚)
    →圧倒的な盤面リセット性能。
  • エルサ – 冬の精霊(1枚)
    →高ロア獲得と凍結効果で勝ちに直結。
  • マウイ – みんなの英雄(1枚)
    →単体採用ながらステータスの高さで中盤の柱に。

キーカード:Be Prepared(4枚)

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このデッキの最大の武器とも言えるのがBe Prepared

盤面をリセットするこのソングカードは、7ターン目前後のタイミングで使用されることが多く、一気に流れを引き寄せることが可能です。

不利な場面からも逆転を狙えるため、アメジスト / ルビーデッキを相手にする際には7ターン目前後の動きに注意する必要があります。

メタ環境への対応力

このデッキが高く評価される理由の一つが、環境トップへの適応力

  • Amber/Steelの盤面展開型デッキに対しては、序盤からのバウンス&Be Preparedでテンポを奪う。
  • Emerald系のハンドコントロール型にも、「Friends on the Other Side」で手札優位を確保。
  • ミラー対決では、エルサやマウイで最終局面を詰めに行ける構成。

まとめ:現環境におけるAmethyst / Rubyの完成形

Robert Brake選手のデッキは、Amethyst / Rubyのコントロール性能を最大限に引き出した構築です。

  • 序盤のテンポ維持
  • 中盤のバウンス&変身(ヤギ、カニなど)連携
  • 終盤の強力なフィニッシュ力

これらが一体となったデッキは、「強いカードを詰め込んだだけ」では到達できない、システマティックな勝利のロジックを示しています。

今後このデッキをベースに、さらなるアレンジが競技シーンで広がっていくことでしょう。

第3弾:インクランド探訪

第2弾:フラッドボーンの渾沌

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