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「ロア3のキャラクターが、クエストするたびデッキの一番上に帰っていく」——
一見すると損な動きに見えるこの性質を、そのまま勝ち筋に変えてしまうのが、このエメラルド・サファイアの「ケヴィン」デッキです。
第13弾「ヴァインズ・アタック!」で登場したケヴィン「飛べない鳥」は、コスト2でロア3という破格の数値を持ちながら、クエストのたびに自分からデッキトップへ戻ります。

その帰り道を待ち構えているのが、同じ『カールじいさんの空飛ぶ家』から来たチャールズ・マンツ。
デッキの一番上にケヴィンがいることを確認して、追加のロアを持ち帰ります。
この記事では、デッキの狙い・主要カード・コンボ・ターンごとの動かし方まで、この型を初めて触る方にも分かるように解説します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インクカラー | サファイア(青)48枚 エメラルド(緑)12枚 |
| テーマ | ケヴィンの往復によるロア加速+アイテム・シナジー+魔除による防御 |
| 難易度 | ★★★☆☆(初中級者向け) |
| デッキのスタイル | ロア加速型・アイテム型・ループ型 |
| 枚数構成 | 60枚(キャラクター34枚/アイテム18枚/アクション8枚) |
| 平均コスト | 2.52 |
| ロア合計 | 60 |
| インク可能カード | 48枚(80%) |
このデッキの軸は、ケヴィンを何度も出し直して、そのたびにロアを刻むことです。
ケヴィンはコスト2でロア3という、このデッキでもっともコスト効率の良いロア源。
ただしクエストすると自分でデッキの一番上へ戻ってしまうため、盤面には残りません。
普通なら弱点になるこの性質が、チャールズ・マンツ「鳥憑かれた冒険家」と組むと一気に強みに変わります。

マンツはクエストのたびにデッキの一番上を確認し、そこにケヴィンがいれば手札に加えたうえで追加のロアを得られます。
ケヴィンがクエストしてトップに戻り、その直後にマンツがクエストして回収する——
この順番を守るだけで、1ターンに二桁近いロアが動きます。
しかもケヴィンは手札に戻ってくるので、次のターンにまた2インクで出し直せます。
ケヴィンがトップにいない試合でも困りません。
デッキの一番上に触れるカードが非常に厚く積まれているからです。

コスト1の「集中して探せ!」は上から4枚を掘ってケヴィンかアイテムを引き抜けますし、「わたしの冒険ブック」はトップを公開してキャラクター以外かケヴィンなら手札に加えます。
ガジェットのゴーグル、オーロラ「ロアの守護者」、マンツ自身のアイテム連動と、トップを並べ替える手段を数えると合計17枚。
運任せではなく、狙ってケヴィンを呼び戻せる構築です。
もうひとつの柱がアイテムです。

60枚中18枚がアイテムで、アルファ「群れのリーダー」はアイテムが出るたびにキャラクター1体を強化し、ダグ「お前はわしの犬」はアイテムが場にあればドローを足します。
モーリスの工房が並べば、アイテムを出すたびに1インクでカードを引けるようになり、手札が枯れません。
- ケヴィン(コスト2・ロア3)が、クエストのたびデッキトップに戻って再利用できる
- マンツのクエストとつなげば、1ターンでロア8前後を狙える
- トップに触れるカードが17枚。ケヴィンの帰還を「狙って」決められる
- アイテム18枚がアルファ・ダグ・モーリスの工房を同時に動かす
- 魔除を配るカードが多く、除去中心の相手にとても強く出られる

コスト2・ロア3・攻撃力1・意思力3。
クエストするたび、自分をデッキの一番上へ戻します。
- 強み:コスト2でロア3は破格。盤面から自分で消えるため、相手の除去が空振りする
- 弱み:盤面に残らないので頭数が増えない。意思力3で、出した返しのチャレンジには弱い
- おすすめの使い方:出したターンは待ち、次のターンにクエストしてからマンツを動かす。この順番を間違えるとロア3を取り逃す

コスト4・ロア2・攻撃力3・意思力4。
アイテムをプレイするたびデッキの一番上を確認して上か下に置き分けられ、さらにクエストのたびにトップを確認して、そこにケヴィンがいれば手札に加えて追加のロアを得られます。
- 強み:このデッキのロア加算装置。意思力4と硬く、単体でもロア2として優秀
- 弱み:トップがケヴィンでなければ効果が空振りする。コスト4で展開はやや遅い
- おすすめの使い方:ケヴィンがクエストした直後に動かす。アイテム連動でトップの外れを下へ逃がしておくと、次のターンの当たり率が上がる

コスト3・ロア2・攻撃力1・意思力4のスーパーレア。
自身が魔除を持ち、クエストのたびに他のキャラクター1体へロア加算と魔除を配ります。インクには送れません。
- 強み:ロアを配る対象をケヴィンにすれば、そのターンのケヴィンはロア4になる
- 弱み:インク不可。攻撃力1なので、盤面の取り合いには参加できない
- おすすめの使い方:配る先はケヴィンかマンツ。どちらもクエスト前に強化しておくのが鉄則

コスト2の「平穏なるプリンセス」を起点に、2インクでロアの守護者(コスト4)、3インクで夢見る守護者(コスト5)へと重ねていける変身ラインです。

ロアの守護者は相手が能力や効果でこちらのアイテムを選べなくし、アイテムをエグザートしてトップを置き直せます。

夢見る守護者は、他のキャラクター全員に魔除を配ります。
- 強み:2→4→5とコストを分割して大型に育つ。最終形は意思力5で、盤面のふたとしても働く
- 弱み:変身元を引けないとコスト5を素出しすることになり、テンポが落ちる
- おすすめの使い方:2ターン目に平穏なるプリンセスを置いておく。相手が除去デッキなら夢見る守護者まで進め、そうでなければロアの守護者で止めてトップ操作に回すのも有効

ダグはコスト3・攻撃力3・意思力2で、場にアイテムがある状態で出すとカードを引けます。

アルファはコスト2・攻撃力3・意思力2で、アイテムをプレイするたびにキャラクター1体を強化し、受けるダメージも1減らします。
- 強み:アイテム18枚の構成なら、ダグの条件はほぼ常に満たせる。アルファはコスト2としては攻撃力3が高水準
- 弱み:どちらも単体では戦況を動かさない。アルファの強化はそのターン限り
- おすすめの使い方:アイテムを先に置いてからダグを出す。チャレンジで殴り合う直前にアイテムを1枚足し、アルファの強化を乗せると計算が狂わせられる

モーリスの工房はコスト3のインク不可アイテムで、他のアイテムを出すたびに1インクでドローできます。

わたしの冒険ブックはコスト3で、エグザートと1インクを払ってトップを公開し、キャラクター以外のカードかケヴィンなら手札に加えられます。
- 強み:工房が立つとアイテム1枚ごとに手札が増える。冒険ブックはケヴィン回収の第二ルート
- 弱み:工房はインク不可で、手札に固まると重い。冒険ブックはキャラクターを外すと下へ送ってしまう
- おすすめの使い方:工房→コスト1アイテムの順で並べる。冒険ブックはマンツが場にいないターンの保険として使う

- 2ターン目にケヴィンを出し、4ターン目までにマンツを着地させる
- まずケヴィンでクエストしてロア3。ケヴィンはデッキの一番上へ戻る
- 続けてマンツでクエスト。ロア2を得たうえでトップのケヴィンを確認し、公開して追加のロアを獲得
- 手札に戻ったケヴィンを、次のターンに2インクで出し直す
この1ターンだけでロアは8前後。
しかもケヴィンは盤面に残っていないので、相手の除去やチャレンジの対象にもなりません。
アリスが場にいれば、クエスト前にケヴィンへロアを配っておくとさらに伸びます。

- モーリスの工房を設置し、アルファとダグを並べておく
- アイスポーや漠然の宝球など、コスト1のアイテムを続けてプレイする
- 工房で1インクずつ払ってドロー、アルファでキャラクターを強化、マンツでトップを整える
- 整えたトップからケヴィンを引き込み、翌ターンのロア加速につなげる
コスト1のアイテムが8枚あるため、この動きは何度でも再現できます。
アイスポーは出すだけでドローがついてくるうえ、後から退場させればキャラクターのダメージも消せる、腐らない1枚です。

- オーロラ「夢見る守護者」を着地させ、他のキャラクター全員に魔除を配る
- アリスのクエストで、ロアを配った相手にも魔除を追加する
- 相手の除去が飛んできそうなターンは、漠然の宝球を退場させて全員に魔除を張る
- オーロラ「ロアの守護者」が立っていれば、アイテム側も選ばれなくなる
キャラクターもアイテムも触れなくなると、相手の選択肢はチャレンジだけになります。
意思力4〜5のキャラクターを前に置いておけば、その一手も通りにくくなります。
- 『カールじいさんの空飛ぶ家』の冒険の空気を、そのまま盤面で再現したい人
- 同じカードを何度も使い回す、ループ気味の動きが好きな人
- デッキの一番上を操作して、引くカードを自分で決めたい人
- 相手の除去をすり抜けて、静かにロアを積み上げるスタイルを求めている人
- 平均コスト2.52・インク可能80%という、事故の少ない構築で安心して回したい人
最大の注意点は、相手のキャラクターを処理する手段がまったくないことです。

除去アクションは1枚も入っておらず、盤面に触れる方法はチャレンジだけ。
しかも攻撃力はアルファ・ダグ・マンツ・オーロラの3が最大で、大型と正面からぶつかると一方的に取られます。
相手が意思力の高いキャラクターを並べてきたときは、盤面を諦めてロアで先に走り切る前提に切り替えましょう。
また、インク不可カードが12枚ある点も覚えておきたいところです。

アリス、マーリン、モーリスの工房はいずれも戦略の中心でありながらインクに送れません。
序盤にこれらが固まると、インクが伸びずにマンツの着地そのものが遅れます。
幸いインク可能カードは48枚あり、初手で2枚以上引ける確率は100%、平均5.59枚と数字は良好なので、マリガンではインクの枚数より「ケヴィンかトップ操作カードがあるか」を優先して見るのがおすすめです。
最後に、ケヴィンがクエストのたびに盤面から消えることも忘れてはいけません。

ロアは稼げても頭数は増えないため、盤面の維持はオーロラ・マンツ・アリスに任せることになります。
ケヴィンを出し直すタイミングと、盤面を守るタイミングのどちらを取るかが、このデッキの一番難しい判断です。

ケヴィンデッキは、盤面に残らないキャラクターを軸にロアを積み上げるという、少し変わった発想の構築です。
デッキの一番上を丁寧に整えていけば、ケヴィンは何度でも巣に帰り、そのたびにマンツが見つけ出してロアへ変えてくれます。
- ケヴィンとマンツのクエスト順を守るだけで、1ターンにロア8前後が動く
- トップ操作17枚が、ケヴィンの帰還を運任せにしない
- アイテム18枚がアルファ・ダグ・モーリスの工房を同時に稼働させる
- 魔除を配るカードが厚く、除去中心の相手に強く出られる
- 平均コスト2.52・インク可能80%で、序盤の安定感は非常に高い
見つけたい鳥は、いつも自分から巣に帰ってくる。
映画の追跡劇がそのまま勝ち筋になっているのが、このデッキいちばんの魅力です。
相手の盤面に振り回されず、ケヴィンの往復路を守りながら20ロアの勝利を目指してみてください。
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