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「倒しても倒しても、ほうきが戻ってくる」
——映画『ファンタジア』の「魔法使いの弟子」で、ミッキーの魔法で動き出したほうきが止まらなくなったように、盤面からいなくなっても次々と帰ってくるのが、このアメジスト・スティールの「ファンタジア」デッキです。
魔法のほうき5種19枚とミッキーマウス4種16枚を中心に、ほうきの数をそのままロアとダメージに変えていきます。
この記事では、デッキの狙い・主要カード・コンボ・ターンごとの動かし方まで、この型を初めて触る方にも分かるように解説します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インクカラー | アメジスト(紫)40枚・スティール(灰)20枚 |
| テーマ | 魔法のほうきを並べる+退場をカードに変える+同じ名前のカードの連携 |
| 難易度 | ★★★☆☆(中級者向け) |
| デッキのスタイル | キャラクター展開型・ロア重視型・ミッドレンジ |
| 枚数構成 | 60枚(キャラクター47枚/ロケーション7枚/アイテム6枚) |
| 平均コスト | 2.60 |
| ロア合計 | 66 |
| インク可能カード | 53枚(88%) |
このデッキの軸は、軽い魔法のほうきを何体も並べて、「ほうきの数」を力に変えることです。

イェン・シッドは場にほうきが2体いるだけでコスト2のままロア3になり、ミッキーマウス「いたずら好きな魔法使い」は、場のほうきの数だけ相手にダメージを与えます。
ほうきの大半はコスト3以下なので、序盤から無理なく数をそろえられます。
もうひとつの柱が、ほうきの退場を損にしない仕組みです。

ミッキーマウス「きまぐれな魔法使い」がいれば、チャレンジ中に退場したほうきを手札に戻せます。
同時にミニーマウス「アメジストの勇者」でカードを引き、スイコミカズラでさらに1枚。
相手にとっては、倒したはずのほうきがまた出てくるうえ、こちらの手札まで増えていく展開になります。
ロケーションも役割がはっきりしています。

魔法使いの塔には魔法のほうきが無料で移動でき、そこにいるキャラクターのロアが1増えます。
図書室は、そこにいるキャラクターが退場するたびにカードを引けるので、ほうきの退場がそのままドローになります。
さらに、キャラクター47枚のうち35枚が「魔法のほうき」か「ミッキーマウス」という名前です。

この偏りを活かすのが、第14弾「ハイペリアシティ」のラプンツェル「行動派アーティスト」とマーリンの杖で、どちらも同じ名前のカードを見せるだけで働きます。
- 場にほうきが2体いれば、コスト2のイェン・シッドがロア3になる
- いたずら好きな魔法使いのダメージは、ほうきの数だけ大きくなる
- チャレンジ中に退場したほうきは、手札に戻せるうえカードも引ける
- 魔法使いの塔は、魔法のほうきを無料で迎えてロアを1増やす
- コスト2以下が34枚あり、序盤に動けないターンが少ない


コスト4・ロア2・攻撃力3・意思力4のスーパーレア。
ほうきキャラクターを出すコストが1減り、ほうきがチャレンジ中に退場したときは、そのカードを手札に戻せます。
- 強み:展開の加速と、退場したほうきの回収を1枚でこなす。本人のロア2も大きい
- 弱み:コスト4で出すまでは、デッキの回復力がまだ働かない。相手からも真っ先に狙われやすい
- おすすめの使い方:4ターン目に出して、次のターンからほうきでどんどんチャレンジを仕掛けましょう。コスト5のすばやい清掃係が、4インクで出せるようになります

コスト2・ロア1・攻撃力1・意思力3のレジェンダリーで、このデッキには通常版3枚とエンチャンテッド1枚が入っています。
出したときに魔法のほうきが場にいれば1枚引け、ほうきキャラクターが2体以上いる間はロアが2増えます。
- 強み:コスト2でロア3は破格。手札を減らさずに出せる場面も多く、序盤から主力になる
- 弱み:ほうきが1体以下になるとロア1に戻る。相手にほうきを倒されると、ロアも一緒に落ちる
- おすすめの使い方:ほうきを1体出してから2ターン目に置くのが理想です。ドローしたうえで、次のターンに2体目のほうきを出せば、すぐロア3でクエストできます

いたずら好きな魔法使いはコスト5・ロア2・攻撃力3・意思力4のレアで、ミッキーマウスの上に3インクで変身できます。
<耐久>+1を持ち、登場時にキャラクター1体を選んで、場のほうきの数だけダメージを与えます。

守備的フードファイターはコスト1・ロア1・攻撃力1・意思力2で、<耐久>+1を持つ変身元です。
- 強み:ほうきが3体いれば、3インクで3ダメージと、ロア2のキャラクターが同時に手に入る
- 弱み:ほうきが少ないとダメージも小さい。能力は「してもよい」ではないので、相手の場が空なら自分のキャラクターを選ぶことになる
- おすすめの使い方:守備的フードファイターや旗持ちの上に変身させるのが基本です。1ターン目のフードファイターは、<耐久>で小型キャラクターのチャレンジにも強く、そのまま変身の準備になります

ミニーマウスはコスト4・ロア2・攻撃力2・意思力3のレアで、自分の他のアメジストのキャラクターがチャレンジ中に退場するたび、1枚引けます。

スイコミカズラはコスト2のアイテムで、エグザートと1インクで、そのターンにチャレンジ中の退場があれば1枚引けます。
- 強み:退場がそのまま手札になる。スイコミカズラは敵味方を問わないので、相手を倒したターンにも使える
- 弱み:どちらも「チャレンジ中の退場」が条件で、スイコミカズラはインク不可。チャレンジのない試合では手札に残りやすい
- おすすめの使い方:スイコミカズラを起動する1インクを残して、チャレンジに行きましょう。ミッキーの回収と重なれば、ほうき1体の退場で手札が2〜3枚増えます

イルミナの保守係はコスト1・ロア1・攻撃力1・意思力2で、自分が他のキャラクターを出すたび、自身を退場させて1枚引けます。

図書室はコスト3・ロア1・意思力8のロケーションで、移動コストは1。
そこにいるキャラクターが退場するたびに1枚引けます。
- 強み:図書室にいる保守係を退場させると、1回で2枚引ける。図書室は意思力8と固く、置くだけでも毎ターン1ロアを生む
- 弱み:保守係が退場すると、ほうきの数が1減る。イェン・シッドの条件を割らないよう注意が必要
- おすすめの使い方:序盤は退場させずにクエストし、手札が減ってきたら引き換えにしましょう。他のキャラクターを出すたびに、退場させるかどうかを選べます

でっかい掃除屋はコスト3・ロア1・攻撃力1・意思力5で、ロケーションにいる間は攻撃力が2上がります。

魔法使いの塔はコスト3・ロア0・意思力7のロケーションで、魔法のほうきはコストなしで移動でき、そこにいるキャラクターはロアが1増えます。
- 強み:塔にいるでっかい掃除屋は、攻撃力3・意思力5・ロア2。コスト3とは思えない固さで、ロアも取れる
- 弱み:塔そのものはロア0で、ほうきがいないと何もしない。ほうき以外を移動させるには、移動コストが必要になる
- おすすめの使い方:ほうきが2体以上いるときに置き、クエスト前に無料で移動させましょう。2体なら毎ターン2ロアの上乗せになります

ラプンツェルはコスト1・ロア1・攻撃力0・意思力1のレジェンダリー。
クエストのたびに、他のキャラクター1体を選び、同じ名前のキャラクターカードを手札から見せれば1枚引けます。

マーリンの杖はコスト2のアイテムで、エグザートして同じ名前のカード2枚を手札から見せると、そのターン次に出すその名前のカードのコストが1減ります。
- 強み:場にほうきかミッキーがいれば、手札の同名カードを見せるだけでドローできる。見せたカードは手札に残る
- 弱み:ラプンツェルは攻撃力0・意思力1と非常に打たれ弱い。杖は手札に同名の2枚がないと起動できない
- おすすめの使い方:ラプンツェルは1ターン目に置いて、2ターン目から引き始めるのが理想です。杖ときまぐれな魔法使いが同時に働けば、コスト2のほうきをコストなしで出せます

- 1ターン目、イルミナの保守係を出す
- 2ターン目、保守係でクエストしてからイェン・シッドを出し、魔法のほうきがいるので1枚引く(保守係の退場はしない)
- 3ターン目、空飛ぶ清掃係を出して、場のほうきを2体にする
- イェン・シッド(ロア3)と保守係でクエストして、このターンに4ロア
3ターン目の終わりで合計5ロア、次のターンからは空飛ぶ清掃係も加わって毎ターン5ロアです。
何も邪魔されなければ、4ターン目の終わりには10ロアに届きます。
3ターン目に余る1インクでラプンツェルや守備的フードファイターを置けば、さらに伸ばせます。

- 1ターン目、守備的フードファイターを出す
- 2ターン目、空飛ぶ清掃係を出す
- 3ターン目、イルミナの保守係とバケツリレーを出して、ほうきを3体にする
- 4ターン目、フードファイターの上にいたずら好きな魔法使いを3インクで変身させ、3ダメージ
4ターン目に余る1インクで、変身の前に保守係をもう1体出せば、ダメージは4になります。
変身のときは保守係の能力も同時に働くので、ダメージを先に解決してから、保守係を退場させて1枚引く順番にすれば、数を減らさずに両方の得が取れます。

- きまぐれな魔法使い・ミニーマウス・スイコミカズラを場にそろえ、1インクを残す
- 図書室にいるバケツリレーで、相手のキャラクターにチャレンジする
- バケツリレーが退場したら、ミッキーの能力で手札に戻し、ミニーマウスと図書室でそれぞれ1枚引く
- スイコミカズラを1インクで起動して、さらに1枚引く
ほうき1体の退場で、手札が4枚増える計算です。
戻したバケツリレーはきまぐれな魔法使いのおかげで1インクで出し直せて、登場時の能力ももう一度使えます。
ここまでそろわなくても、ミッキーとミニーマウスの2枚だけで、相打ちは十分に得な取引になります。
1ターン目は、イルミナの保守係・守備的フードファイター・ラプンツェルのいずれかを置きます。

コスト1のカードは12枚あり、初手で1枚以上引ける確率は81%。
コスト2以下まで広げれば、ほぼ確実に引けます。
2ターン目はほうきが場にいればイェン・シッド、いなければ空飛ぶ清掃係かバケツリレーを優先しましょう。
初手7枚の平均インク可能枚数は6.19枚なので、インクに困る場面はほとんどありません。
インクに置くカードは、インク不可のスイコミカズラとすばやい清掃係以外から、手札で余っているカードを選びます。
4ターン目は、きまぐれな魔法使い・ミニーマウスの着地か、いたずら好きな魔法使いの変身が見えるターンです。
相手の場に厄介なキャラクターがいれば変身を、落ち着いていればきまぐれな魔法使いを選びます。
ほうきが3体ほど並んでいるなら、魔法使いの塔や図書室を置いてロアとドローの土台を作りましょう。
「いま場にほうきは何体いるか」を毎ターン数えておくことが、このデッキを回すいちばんのコツです。
きまぐれな魔法使いがいれば、残ったインクでほうきを何体も出し直せます。
相手の盤面が大きいときは、ほうきでチャレンジを重ねてカードを引きながら、相手のロア源を削っていきます。
捨て札にほうきがたまっていれば、すばやい清掃係でデッキに戻しつつ<突進>でひと押ししましょう。
残りのロアが見えてきたら、チャレンジをやめてクエストに切り替える判断も大切です。
- 映画『ファンタジア』の、ミッキーと魔法のほうきの世界観が好きな人
- 同じ名前のキャラクターをたくさん並べる、にぎやかな盤面を作りたい人
- キャラクターが倒されても手札が増える、粘り強い戦い方が好きな人
- 軽いカードが多く、毎ターンしっかり動けるデッキを使いたい人
- 能力を解決する順番まで考えて、得を積み重ねるのが好きな人
最大の注意点は、ほうきの数が減ると、デッキ全体の力が一緒に落ちることです。

ほうきが1体以下になればイェン・シッドはロア1に戻り、いたずら好きな魔法使いのダメージも小さくなります。
保守係を退場させてドローしたくなる場面でも、残りのほうきの数を確かめてから決めましょう。
次に、回収やドローの多くは「チャレンジ中の退場」が条件です。

相手のアクションで退場したときや、保守係が自分で退場したときには、ミッキーの回収もミニーマウスのドローも働きません。
ミニーマウスはアメジストのキャラクターだけが対象で、スティールの空飛ぶ清掃係は含まれません。
原因を問わずに働くのは図書室だけです。
また、きまぐれな魔法使いの上にいたずら好きな魔法使いを変身させると、コスト軽減と手札への回収が失われます。

変身先の能力だけが残るためです。
ダメージがどうしても必要な場面以外は、守備的フードファイターや旗持ちの上に変身させましょう。
最後に、全体除去には注意が必要です。

小型のキャラクターを並べるデッキなので、一度に流されると立て直しに時間がかかります。
相手が全体除去を持っていそうなら、ほうきを出しすぎず、手札に1〜2体残しておくと安心です。
インク不可のカードは7枚と少なめですが、ほうきをインクに置きすぎると後半に出すカードが足りなくなるので、インクへ回す枚数にも気を配ってください。

ファンタジアデッキは、魔法のほうきを並べてロアとダメージを伸ばし、退場したほうきを手札とドローに変えていく、粘り強さが持ち味のデッキです。
軽いカードが多いので序盤から動きやすく、ほうきの数を数えるだけで、次の一手が見えてきます。
- ほうきが2体いれば、イェン・シッドがコスト2でロア3になる
- いたずら好きな魔法使いは、ほうきの数だけダメージを与える
- きまぐれな魔法使いで、ほうきのコストが1減り、退場しても手札に戻る
- ミニーマウス・スイコミカズラ・図書室で、退場がドローに変わる
- 同じ名前が多いので、ラプンツェルとマーリンの杖もよく働く
師匠のイェン・シッドが見守るなか、弟子のミッキーと働き者のほうきたちが、盤面を埋め尽くしていきます。
今度は魔法を暴走させずに、ぜひ20ロアまで掃除をやり遂げてみてください。
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