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「インクウェルにカードが10枚以上あるとき、+4ロア」——普通なら終盤にしか届かない条件を、序盤から本気で取りにいくのがこのルビー・サファイアの「ベル&野獣」デッキです。

ティポやキーダ、シンデレラが手札を次々とインクに変え、増えたインクがそのままロアと大型キャラクターの着地に変わっていきます。
仕上げ役はベル&野獣「真実はただひとつ」。クエストするたびにインクウェルが全部起き上がり、1ターンの中で二度、三度と動けるようになります。
この記事では、デッキの狙い・主要カード・コンボ・ターンごとの動かし方まで、この型を初めて触る方にも分かるように解説します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インクカラー | サファイア(青)46枚 ルビー(赤)10枚 ルビー/サファイア4枚 |
| テーマ | インクウェル加速+変身による大型着地+アイテム・シナジー |
| 難易度 | ★★★★☆(中級者向け) |
| デッキのスタイル | ランプ型・変身型・ロア加速 |
| 枚数構成 | 60枚(キャラクター40枚/アイテム20枚) |
| 平均コスト | 3.43 |
| ロア合計 | 52 |
| インク可能カード | 48枚(80%) |

このデッキの目的はシンプルで、普通よりも速いペースでインクウェルを厚くし、その厚みをロアと大型キャラクターに換えることです。
ロルカナでは1ターンに1枚しかインクを置けないのが原則ですが、この構築にはその原則を外すカードが十数枚入っています。

ティポ「育ち盛りの息子」は場に出たときに1枚、ベル「美しいけど変わり者」は自分のターン中に追加でもう1枚、キーダ「創造的発想家」はエグザートするだけでデッキの上から1枚、シンデレラ「夢をかなえたプリンセス」はターン終了時に1枚をインクへ送りながらカードを引きます。
インクを増やすこと自体が報酬になっているのが、この構築の面白いところです。
ベル「美しいけど変わり者」は、インクウェルが10枚以上あるとロアが4つ増えて合計5ロア。
4コストのカードとしては破格の数字で、しかもインクを伸ばす役と、伸ばした恩恵を受ける役を1枚で兼ねています。
キャラクター40枚のうち多くがプリンセスなので、シンデレラの条件も自然と満たされます。
もうひとつの柱がアイテムです。

60枚のうち20枚がアイテムで、1コストのアイスポーと生命の宝球、2コストのインクランナーが軽くて手数になります。
モーリスの工房は他のアイテムをプレイするたびにドローへ変換し、スクルージ・マクダック「抜け目ない守銭奴」はアイテム4つをエグザートすればコストを支払わずに登場。
さらにベル「見習い発明家」はアイテム1つを退場させることでノーコストで場に出ます。
使い終わったアイテムが捨て札に積み上がるほど、ベル「腕利きメカニック」の変身コストが下がっていく——無駄が出ない設計です。
- インクを追加で置く手段が多く、5〜6ターン目には10枚以上のインクウェルが現実的に狙える
- ベル「美しいけど変わり者」はインク10枚以上で5ロア。ロア加速の中心になる
- ベル&野獣「真実はただひとつ」のクエストでインクウェルが全レディし、1ターンの行動量が倍増する
- アイテム20枚がドロー・踏み倒し・変身コスト軽減の3方向に貢献する
- コスト1〜4に52枚が集中しており、初動が止まりにくい

コスト4・ロア1・攻撃力2・意思力4のレジェンダリー。
自分のターン中に追加で手札1枚をインクウェルへ置けるようになり、インクウェルが10枚以上ある間はロアが4つ増えます。
このデッキの看板であり、加速役と得点役を同時にこなす1枚です。
- 強み:条件を満たせば1回のクエストで5ロア。自力でその条件に近づける点も優秀
- 弱み:意思力4は決して硬くなく、条件を満たす前に処理されると価値が大きく下がる
- おすすめの使い方:3〜4ターン目に置いて追加インクを稼ぎ、10枚に届いたターンから走らせる。2枚目以降は変身の土台に回す手もある

コスト8・ロア3・攻撃力6・意思力7のスーパーレア。
変身6を持ち、自分の《ベル》か《野獣》の上に6インクで重ねられます。
クエストするたびインクウェルのカードがすべてレディし、6インク払えば他のキャラクター全員をレディできます(そのターンはクエスト不可)。
- 強み:クエスト後にインクが全部戻るため、実質「クエストしてから残りのインクをフルに使える」状態になる
- 弱み:インク不可カード。手札で腐るとインク加速の足を引っ張る
- おすすめの使い方:変身元は、役目を終えたベル「どんな時だって読書」が扱いやすい。クエスト→全レディ→ラッキーダイムやキーダの起動、という流れを意識する

コスト2・ロア1・攻撃力2・意思力3のコモン。
このキャラクターの上にキャラクターを変身させるコストが1インク減ります。
地味に見えて、このデッキの起動スイッチです。
- 強み:ベル&野獣が5インク、ベル「腕利きメカニック」が6インクで乗せられるようになる
- 弱み:単体の性能は平凡。序盤に引けないと変身のタイミングが1ターン遅れる
- おすすめの使い方:2ターン目に最優先で出す。無理に相打ちさせず、変身の土台として温存しておく


ティポはコスト2・ロア1で、場に出たときに手札1枚をインクウェルへ追加で置けます。
キーダはコスト4・ロア1で魔除を持ち、エグザートすればデッキの上2枚を見て、1枚をデッキトップに、もう1枚をインクウェルへ送れます。
- 強み:どちらもインク・シンボルを必要としないため、インク不可のシンデレラやモーリスの工房もインクにできる
- 弱み:ティポは手札を1枚減らす。キーダはエグザートするためクエストと両立できない
- おすすめの使い方:キーダは魔除で狙われにくいので、クエストせずインク製造機として置きっぱなしにするのも有効。次に引くカードを選べる点も見逃せない

コスト4・ロア1・意思力3のレジェンダリー。
そのターンにプリンセス・キャラクターをプレイしていれば、ターン終了時に手札1枚をインクへ置いてカードを1枚引けます。
- 強み:インク加速とドローを同時にこなす。プリンセスが多い構築なので条件はほぼ満たせる
- 弱み:インク不可カードで、自身は手札に来ても加速の材料にできない
- おすすめの使い方:先に出しておき、その後のターンにベルやキーダを出して毎ターン起動させる。複数並べる必要はないので、2枚目以降はインクへ回す判断も

コスト4・ロア2・攻撃力2・意思力3のスーパーレア。
自分のキャラクターが退場するたび、捨て札からそのカードをインクウェルへエグザート・裏向きで置けます。
- 強み:4コストで2ロアと効率がよく、盤面を削られてもインクに変換できるので損失が小さい
- 弱み:2枚のみの採用で、引ける保証がない
- おすすめの使い方:相手が積極的にチャレンジしてくる展開ほど価値が上がる。チャレンジを受ける前提で前に出せる、珍しい1枚

コスト4・ロア1・攻撃力4・意思力4のレジェンダリー。
アイテム4つをエグザートすればコストを支払わずにプレイでき、登場時にデッキの上4枚からアイテム1枚を手札に加えられます。
- 強み:4/4という数値は4コスト帯では硬い部類。踏み倒せばインクを丸ごと他の動きに回せる
- 弱み:アイテム4つが並ぶまでは普通の4コスト。エグザートしたアイテムはその後の起動に使えない
- おすすめの使い方:モーリスの工房のように「置いておくだけ」のアイテムをエグザート要員に選ぶ。アイスポーや生命の宝球は退場効果を残しておきたい


ベル「見習い発明家」はコスト3・ロア1・攻撃力3で、自分のアイテム1つを退場させればコストなしでプレイできます。
野獣「猛烈なる守護者」はコスト3・意思力4で、場に《ベル》がいる間は攻撃力が2上がり5になります。
- 強み:ベルはアイテムを捨て札へ送りながら盤面を増やせる。野獣は3コストで5/4という高い戦闘力を持つ
- 弱み:野獣はベルが不在だと3/4止まり。ルビーのカードは全体で10枚しかなく、ルビーのインクが不足しがち
- おすすめの使い方:ベルで退場させるアイテムは、効果を使い切ったアイスポーや生命の宝球が最適。捨て札のアイテムはそのまま腕利きメカニックの割引につながる

ベル「腕利きメカニック」はコスト9・ロア3・7/7のスーパーレア。
変身7を持ち、捨て札のアイテム1枚につき変身コストが1減ります。
クエストするたび、捨て札のアイテムを3枚までデッキの底へ戻して同じ枚数のロアを得られます。
キーダ「クリスタルを継ぐもの」はコスト8・ロア2・7/7で、変身6。
登場時に各プレイヤーが捨て札から5枚までインクウェルへ置けます。
- 強み:腕利きメカニックはクエスト1回でロア3+最大3の計6ロア。キーダはインクウェルを一気に厚くする
- 弱み:どちらも変身が前提で、土台となるベルやキーダが場にいないと出せない
- おすすめの使い方:腕利きメカニックは捨て札のアイテムが5枚前後たまってから狙う。キーダの効果は相手のインクも増やすため、こちらが先行しているときに使う

ラッキーダイムはコスト7のレジェンダリー・アイテムで、エグザートと2インクで自分のキャラクター1体を選び、そのロアと同じ数のロアを獲得します。
- 強み:ラッキーダイムはベル「美しいけど変わり者」の5ロアやベル&野獣の3ロアを丸ごと二重取りできる
- 弱み:ラッキーダイムはインク不可。序盤に固まると加速が鈍る

- 2ターン目にベル「どんな時だって読書」をプレイする
- ティポやキーダで追加インクを稼ぎ、4〜5ターン目に5インクを用意する
- 変身6が1インク引かれて5インクになり、ベルの上にベル&野獣「真実はただひとつ」を重ねる
- ロア3・6/7の大型が、本来より数ターン早く盤面に立つ
クエストするとインクウェルが全レディするので、5インクを払った直後でも次の行動に移れるのが大きな利点です。
着地させたターンからロア3が動き出す点も、ロアレースで先行するうえで効いてきます。

- ラッキーダイムを場に出しておく
- ベル&野獣でクエストしてロア3を獲得(同時にインクウェルが全レディ)
- 戻ったインクから2インクを支払い、ラッキーダイムを起動
- 対象をベル「美しいけど変わり者」(インク10枚以上で5ロア)にすれば、さらに5ロア
1ターンで8ロア前後が動く形です。
ラッキーダイムはキャラクターのロアを参照するだけでクエストを要求しないので、すでにエグザートしているキャラクターや、そのターンに出したばかりのキャラクターも指定できます。

- モーリスの工房を置き、アイスポー・生命の宝球・インクランナーを続けてプレイしてドローを重ねる
- アイテムが4つ並んだらエグザートしてスクルージを0インクで着地
- ベル「見習い発明家」で役目を終えたアイテムを退場させ、こちらもノーコストで展開
- 捨て札のアイテムが増えるほど、ベル「腕利きメカニック」の変身コストが下がる
アイテムを「使って捨てる」動きが、そのまま終盤の大型カードへの投資になります。
捨て札に4枚あれば変身コストは3インクまで下がり、ベル「どんな時だって読書」の上に乗せればさらに1インク引けます。
- 『美女と野獣』のベルと野獣が好きで、2人がそろう瞬間をデッキで再現したい人
- インクを伸ばし、たまった資源を一気に使い切る展開が好きな人
- 変身を使って、本来より早く大型キャラクターを出す動きに惹かれる人
- アイテムを組み合わせて、盤面を少しずつ組み上げていく作業が楽しい人
- 毎ターンのインク枚数やアイテムの枚数を数えながら、計画的に打点を伸ばしたい人
最大の弱点は、相手のキャラクターを直接処理する手段がほとんどないことです。
盤面に触れられるのはチャレンジと、生命の宝球による強化だけ。
アイスポーはダメージを取り除くカードで、相手を倒すためのものではありません。
護衛持ちの大型キャラクターを先に立てられると、ロアを通すルートを塞がれてしまいます。
もうひとつは、インク不可カードが12枚ある点です。
シンデレラ4枚、モーリスの工房4枚、ラッキーダイム2枚、ベル&野獣2枚が該当し、初手に固まると加速が遅れます。
ただしティポ・キーダ・シンデレラ・ベル「雪原の戦略家」の効果はインク・シンボルを必要としないため、これらを経由すればインク不可カードも燃料に変えられます。
手札で腐らせず、加速手段の的として活用しましょう。

このデッキは、「インクウェルを厚くする」という地味な作業を、そのまま得点力へ変換した構築です。
ベルが本を読みながらインクを増やし、野獣がその隣で盤面を守り、そろった2人が変身してインクを全部起き上がらせる。
物語の流れが、そのままデッキの動きになっています。
- インクを追加で置く手段が豊富で、10枚以上のインクウェルを早い段階で作れる
- ベル「美しいけど変わり者」は条件付きで5ロア。ロア加速の中心を担う
- ベル&野獣のクエストによる全レディで、1ターンの行動量が大きく伸びる
- アイテム20枚がドロー・踏み倒し・変身コスト軽減の3役をこなす
- 除去が薄いぶん、ロアレースで先行し続ける意識が重要
ひとりでは届かない場所にも、二人でならたどり着ける。『美女と野獣』らしい物語がそのまま強さになっているこのデッキで、ぜひ20ロアの勝利を目指してみてください。
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